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そこに刺身が落ちていた

1 :以下、アマジグに変わりましててんさい禁しです:2014/03/05(水) 19:52:58.47 ID:jeR0cruQs
誰かが棄てていったのであろうその刺身は、
何もない野原の中、ただ、そこにあるだけであった。
刺身は、それが、とても悲しくて仕方がなかった。

一匹の猫がやってきた。
刺身は言った。
「私は魚売りに棄てられ、ここにいる。
誰かに食されることを目的とする私には、
それが悲しく、とても辛い。
どうにか私を食べてはくれないか。」
それを聞いた猫は、こう言った。
「魚売りに棄てられたということは、
貴様はとても不味いのであろう。
私は貴様など食べたくはない。」
そう答えると、猫は去っていってしまった。

そこに取り残された刺身は、悲しみのあまり身が黒く染まり、
まるで憎しみを醸し出すその様のように、悪臭を放った。

一匹のハエがやってきた。
刺身は言った。
「私は魚売りに棄てられた身だ。
猫にさえ嫌われる私など食べてよいことはない。
ゆけ。」
それにハエは答えた。
「我は人に嫌われ今この野原にいる。
同じ嫌われ者の同士を、どうして我が嫌えようか。」
ハエはためらうことなく刺身を口にした。
刺身はハエに感謝した。
刺身の胸を覆っていたその憎しみは、
まるで滑り落ちるかのようにハエの口へと、飲み込まれていった。

12 :以下、アマジグに変わりまして転載禁止です:2014/03/05(水) 22:10:42.72 ID:jeR0cruQs
〜そして

少女「私が家に帰らなかったのも、
   全部あの男のせいにしておいたから
   …それにしてもあなた、
   あんなバカで無謀な事するなんて…」

バカ「ごめんなさい」

少女「ううん、いいの!
   それにちょっと見直しちゃった!
   バカだったけど…でも、とてもかっこよかったよ!」

バカ「ありがとう
   …それにしても、いい両親じゃないか。
   少女ちゃんと会えたとき、号泣してたし…
   別に職業がヤクザだからって、いいか悪いかは人それぞれだよ
   少女ちゃんは、あのお父さんを誇りに思っていいと思うよ」

少女「うん…
   あっ…そういえばこれ、お父さんがお礼にって」

バカ「封筒…?
   うわっなんだこの金額は!?」

少女「それとおバカさんがお金に困ってるって言ったら、
   牛耳ってる会社でお金がたくさん貰える仕事があるって!
   良かったね、おバカさん!」

バカ「な、なんか怖いなそれ…」

少女「それと…」

バカ「?」

少女「また…おバカさんの家に、遊びに行っていい?
   あのゲーム、また一緒に遊びたいな!」








ーーー恐くて気が強い、怪力女…
俺が拉致したのがこの少女だったことを、
今、とても良かったと思っている…




おしまい

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