「May the farce be with you」を「茶番とともにあらんことを」と訳した 「farce」は「茶番劇、笑劇」という意味で、これはスター・ウォーズの超有名なセリフ 「May the force be with you (フォースとともにあらんことを)」をもじったもの というわけで、訳し方は何の問題もないと思う
ちょっと調べてみると「May the farce be with you」は かなりメジャーなジョークで、昔から至る所で使われているらしい そこで翻訳の本職の方はこれをどう訳してるのか興味が湧いた 何かかっこいい訳し方をしてるんじゃないか?と
このニュースの見出しに 「as they put on a tactile display」とある 直訳すると「彼らは触覚ディスプレイを身に着けるように」となるが 「put on a display」で「見せつける、見せびらかす」みたいな使い方をするので ここは「ベタベタの触れ合いを見せつけるように」と訳すべきなのかもしれない
ここで悩ませたのは、本文中のこの文 「as the couple indulged in a passionate PDA=このカップルは熱烈なPDAに溺れるように」
「New photographs emerge of tribe in Brazil believed to maintain no contact with outsiders」 を直訳すると 「ブラジルの部族を浮き彫りにした新しい写真は、 よそ者と関わりを持たないことを続けていると考えられる」 となる
普通は「尻、ケツの穴」という意味の「ass」や「arse」のような俗語を使って 「a pain in the ass (米) / a pain in the arse (英)」と言う場合が多い 「pain」は「痛み」という意味で 「a pain in the ass (arse)」は直訳すると「尻の痛み」 これが転じて「鬱陶しい、うざい、不快」という意味で使う 同じ意味だが「neck / 首」を使って「a pain in the neck」と言ったりもする 日本語でいう「目の上のたんこぶ」みたいな感じだ
ソースの「A pain in the backside」は ラグビーのコーチという公人のコメントだけに 「ass (arse)」ではなく「backside / お尻」とちょっと上品な言い回しをしてる
「巨人の惑星」と訳したけれども、これには元ネタがあって 1968年から1970年までアメリカで制作されたドラマのタイトルが「Land of the giants」で そしてその邦題が「巨人の惑星」だったそうな 地球によく似た巨人の住む惑星に不時着し、小人として巨人といざこざがありながら 地球に帰還しようと奮闘するドラマらしい