山中教授「たとえ世界中が敵に回っても」

1 ：以下、アマジグに変わりまして転載きんしです：2014/02/11(火) 16:11:32.57 ID:tOqTGzwU0

コンコン、ガチャ

男「教授、例の件ですが…」

山中「また貴方ですか…何度聞こうと答えは同じですよ」

男「そうでしょうとも。ですからこちらも少し手荒な手段をとらせて頂きます」チャキン

山中「ほう…私が自衛の手段を用意していないとでも？」チャキン

男「いえいえ、そんな事はございません…おい、入ってこい」

ゾロゾロ…

男「さて、山中教授。一緒に来てもらいましょうか？」スッ

山中「断る」パンッ

男「仕方がありませんねぇ…おい野郎ど」

グルルルルル…

男「何だ！？今の鳴き声は！？おい、誰か様子を見に行け！」

部下A「自分が行きます」チャキッ…ザッザッザッ

男「犬でも飼ってるのですか？自衛というならドーベルマンあたりですかな」

男「まぁ、何にせよ貴方には来てもらう必要があります。さぁ早くこち

山中「貴方は少し勘違いをしているようですね。」

男「何？」

山中「あなた方に主導権はありません。そして、私は犬など飼っていません」

男「何を言っている？」

男「…おい！部下Aはまだか！あいつは何をやっているんだ！」

部下B「すぐ呼んできます」タッ

山中「さて、そろそろお引き取りいただこうか。私は研究があるのでね。」ニヤッ

男「もういい！部下C!教授を車までっ…」



ぎゃあああああああ！！！！！



男「何だっ！？」チャキッ

山中「まだ試験段階なのですがね…仕方がありません…」











山中「フェンリル、全てを食らいつくせ」

2 ：以下、アマジグに変わりましててん載きんしです：2014/02/11(火) 16:26:01.77 ID:M1ZP0SWk0

小保方「読みが甘かったな」

3 ：以下、アマジグに変わりましててんさいきんしです：2014/02/11(火) 16:51:22.71 ID:tOqTGzwU0

グルルルルル…

グアァァァアアアアアア！！！

男「何だこの化け物は！？」

山中「もともと貴方の予想通りドーベルマンですよ。」

山中「今は原形もとどめていませんがね」ニヤッ

男「糞！部下C!ここは一旦引くぞ！！」パンッパンッ

部下C「了解！車をッ…うわッ！！！」

フェンリル「ギェアアアァアァアアア！！！」ガッシ

部下C「くそぉぉぉ！！離せ！離せよぉぉ！！」パンパンパキ

フェンリル「ガアアアアアアア！！！」

グシャッ！！

パキッパキッ

ドスッ

男「ちくしょうっ！どうなってやがるっ！！」ダッ

山中「…」パンッ

男「グアッ！くそッ！」ドサッ

山中「何か言い残した事はありますか？」チャキ

男「ぐぅッ…山中！貴様はチャンスを棒に振ったんだそ！」

山中「ほう？」

男「組織に協力的で有能な女が入ってきた…」

男「お前と同じ分野の研究者だそうだ…」

男「もうお前の代わりはいるんだよ…お前はもう用無しな

パンッ

ドシャッ！

山中「私と同じ分野の女の研究者…」

山中「まさか…な…」


グルルルルル

山中「フェンリル、ご飯は食べ終わりましたか？」

山中「もうここには戻って来れないでしょう…」

山中「さぁ、行きましょう」


ガシャッ


山中「ん？」

助手「山中教授…」

山中「おや、そういえば姿を見かけないと思ったらそんな所に隠れていたのですね」

助手「これからどうするつもりですか？」

山中「そうですね…」


ピーポーピーポー

ウゥーン

ピーポーピーポー

山中「とりあえずは逃げましょう」

助手「それがいいですね」

グルル…

4 ：以下、アマジグに変わりましててんさい禁しです：2014/02/11(火) 17:06:01.13 ID:1IpNdrD5O

森口「そのフェンリル先に造ったの僕です」

5 ：以下、アマジグに変わりまして転載禁しです：2014/02/11(火) 17:14:42.60 ID:tOqTGzwU0

3ヶ月後

助手「山中教授失踪、研究所はもぬけのから…ですって」

山中「見事にもみ消されていますね」

助手「これからどうするんですか？ここが見つかるのも時間の問題ですよ？」

山中「アメリカへ渡ります」

助手「アメリカ？」

山中「少し気になる事がありましてね…これを見てください」パサッ

助手「NYで死者多数、体が変異した遺体多数発見、テロ組織によるバイオテロか…」

助手「これってまさか」

山中「ええ、彼らが本格的な動き始めたのでしょう」

助手「止める気…ですか？」

山中「私は彼らが何をしようしているのかを知っています。」

山中「プロジェクト:ユートピア…」

山中「その目的は人類の進化…」

山中「そしてその本質は」


山中「新世界の支配」

助手「新世界の…支配…？」

山中「簡単に言えば科学の狂信者達が目論む世界的なバイオテロです」

助手「そんな…私たちに何が出来るんですか？」

山中「出来る事はそんなにありません」

山中「相手は国ですからね。」

助手「じゃあ何を…」

山中「彼らの起こしたバイオテロのデータを取りに行きます」

助手「分かりました」

山中 (あの男の残した言葉が気になる…何にせよ、絶対に止めなくては)

6 ：以下、アマジグに変わりましててんさい禁しです：2014/02/11(火) 17:48:21.14 ID:1COsaAbJs

>>4
このストーリーだと最後森口が山中殺しそうだな…