日常を文学風に語るスレ

1 ：名無しとは虚栄の別名である：2012/06/08(金) 21:02:49.67 ID:gnkjJ2.H0

気付けばもはや逃れられない現実が、私の前に立ちはだかってきていた。
たかだか30分の運動、やすやすとこなせると高を括っていたものの、
開始10分を過ぎたところで早くも我が大腿筋は悲鳴をあげ、
肺はより多くの酸素を取り込もうと息苦しそうに膨張した。
あいつよりも若いこいつよりも若い、と高慢ちきに鼻を高くし、怠けていた代償は大きすぎた。
滲んだ汗を手首で拭いながら、私ももうおじさんと呼ばれる歳なのか、と心の中で自嘲する。
認めることが難しい現実を、私はようやく受け入れることが出来たのだ。

7 ：名無しとは虚栄の別名である：2016/02/25(木) 23:41:39.87 ID:n+mKXp+60

>>6
10行目訂正「聞こえていた」