日常を文学風に語るスレ

1 ：名無しとは虚栄の別名である：2012/06/08(金) 21:02:49.67 ID:gnkjJ2.H0

気付けばもはや逃れられない現実が、私の前に立ちはだかってきていた。
たかだか30分の運動、やすやすとこなせると高を括っていたものの、
開始10分を過ぎたところで早くも我が大腿筋は悲鳴をあげ、
肺はより多くの酸素を取り込もうと息苦しそうに膨張した。
あいつよりも若いこいつよりも若い、と高慢ちきに鼻を高くし、怠けていた代償は大きすぎた。
滲んだ汗を手首で拭いながら、私ももうおじさんと呼ばれる歳なのか、と心の中で自嘲する。
認めることが難しい現実を、私はようやく受け入れることが出来たのだ。

2 ：名無しとは虚栄の別名である：2014/05/12(月) 23:38:13.56 ID:FCi7uiff0

掲示板は掲示板で掲示板であり掲示板だった。

3 ：名無しとは虚栄の別名である：2014/06/17(火) 01:16:07.79 ID:0dpG/6Tc0

吹きあがる奔流が私の核心を捉えそして洗い流していく
おお、清新なる水の流れよ
ウォッシュレットよ！

4 ：名無しとは虚栄の別名である：2014/07/26(土) 16:04:06.97 ID:++aJARo10

世界が突然に光を取り戻し、僕らは瞬く
わずか７ミリの小さくか弱き円、それに秘められた力に僕らは驚嘆する、・・・・コンタクトレンズ。

5 ：名無しとは虚栄の別名である：2015/03/28(土) 01:33:01.32 ID:cbr9IGvc0

危うくおりそうになる瞼を引き上げる
町は眠りについたがネットは煌々と明るい光を私に浴びせかけまだ寝るなと囁いてくる
ブログバンの新着を確認し終えて文学板へ戻り少し思考
文学とは何だったかと自問しながら徒然とキーを叩く
自分の考えを自分の言葉で書くのはこれは小説だろうか
「ｋ」「u」と指を走らせる動きを文字で捉えるのはこれは？
まだ何かが足りないと感じながらも書き込みボタンにゆっくりとカーソルを移動させる
「書き込みボタンを押す」と文を打ち込んだ時点では未だボタンは押されていない
これは今起きている現実を書きながらも同時にフィクションだ
夜はいけない、無駄なことを考えすぎてしまうから
書き込みボタンをそっとおｓ

6 ：名無しとは虚栄の別名である：2016/02/25(木) 23:39:56.65 ID:n+mKXp+60

カタカタ
カタカタ
音が聞こえる
静かな夜
パソコンのキーボードを打つ音だけが残っていた
指をポジションに置き、両手を動かす
まるでピアノを弾くかのようだった
ポロンポロン
ポロンポロン
かつて聞こえたいた音はない
代わりに研ぎ澄まされたキーボードの音が聞こえてくる
使えば使うほど早く、高い技術に洗練されていく
あなたは今夜、どんな音を聞かせてくれるのだろう

7 ：名無しとは虚栄の別名である：2016/02/25(木) 23:41:39.87 ID:n+mKXp+60

>>6
10行目訂正「聞こえていた」